介護職の履歴書の書き方!印象UPのコツを解説【見本とテンプレート付】

転職ノウハウ 2022年5月12日
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介護職への就職・転職で欠かせない履歴書。採用担当者に響く履歴書を作成するにはどうしたら良いのか、知りたい方も多いでしょう。履歴書を書く際は、マナーを守りつつ、オリジナルの内容にするのがポイントです。本記事では、履歴書の書き方を、見本や詳しい解説付きでご紹介しています。すぐに使えるテンプレートもダウンロードできるので、介護職を志望している方はこれからの求職活動にぜひお役立てください!

目次

介護職の履歴書の書き方:見本

履歴書を書く前に、書き方の見本をチェックしてみましょう。下部より、見本と一般的な履歴書のテンプレート(フォーマット)をダウンロードできるので、準備がまだの方はご利用ください。

履歴書と一緒に職務経歴書を用意する方は、「失敗しない介護職の職務経歴書の書き方【自己PR例つき】」で見本を確認しましょう。書き方の基本とともに、自己PRの例文をご紹介しています。

基本情報欄(日付/氏名/証明写真/現住所/連絡先)

日付

履歴書の基本情報欄の上部にある日付欄は、面接で手渡しする場合は提出日、郵送する場合は投函日を記載します。あきらかに古い日付を記入すると、使いまわしを疑われるので注意しましょう。

氏名

履歴書は公的な文書なので、略字は使用せず、戸籍上の氏名を大きく丁寧に記入します。振り仮名は、「ふりがな」とある場合はひらがなで、「フリガナ」とある場合はカタカナで書きましょう。姓と名前の間は1文字分のスペースを空けると見やすくなります。

証明写真

3カ月以内に撮影した証明写真(縦40mm×横30mmが一般的)を添付します。数年前の写真やスナップ写真は避けましょう。証明写真を貼り付ける際は、「両面テープ」や「スティックのり」の使用がおすすめです。剥がれた時のために、裏面に氏名を書いておきましょう。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

証明写真はその人の印象を左右します。撮影の際は、清潔感のある服装にするのはもちろん、表情は口角を少し上げた笑顔を心掛けるのがポイントです。服装はスーツがベターですが、介護職の場合はオフィスカジュアル(ビジネスカジュアル)でも大丈夫。ロングヘアの場合は低めのポニーテールやハーフアップなどでまとめ、前髪は目に掛からないようにしましょう。

現住所

現住所は、都道府県名やマンション名を略さずに記入します。振り仮名を書く際は、氏名と同様「ふりがな」とある場合はひらがな、「フリガナ」とある場合はカタカナで書いてください。

連絡先

連絡先の場合も、都道府県名やマンション名を略さず書くのがルールです。連絡先が現住所と同じ場合は「同上」と記入すればOK。連絡の取りやすい住所を記載しましょう。

電話番号・メールアドレス

電話番号は、固定電話がなければ携帯電話だけで問題ありません。メールアドレスは、キャリアメールではなく、PC用アドレスが就職・転職に適しています。メールで選考のやり取りをする可能性があるため、職場のメールアドレスの記入はNGです。

学歴・職歴欄

学歴

中学卒業以降の学歴を記載します。学校名は略さず、学部や学科名、専攻名まで書きましょう。

学歴欄の書き方例

「○○高校卒業」「○○大卒業」→NG

「○○都立○○高等学校 卒業」「○○大学○○学部○○学科 卒業」→OK

履歴書のフォーマットによっては、学歴欄と職歴欄が一緒になっているものもあります。その場合は、「学歴」「職歴」のように、自分で見出しを書く必要があるので注意してください。

職歴

会社名は正式名称で記載します。(株)のように略さず、「株式会社」ときちんと書きましょう。所属していた施設や部署、担当業務も記載すると丁寧です。すでに退職している場合は「一身上の都合で退職」、現在もその職場で働いている場合は、「現在に至る」と書きます。

職歴欄の書き方例

「株式会社○○入社 △△ホーム配属 介護福祉士として介護業務全般を担当」

職歴欄には、正社員や契約社員の職歴を記載するのが基本ですが、介護関係の仕事であればパートタイムやアルバイト経験もアピールになるので必ず記載します。職歴を書き終えたら、最後の行の一行下に右寄せで「以上」と書き、締めくくりましょう。

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初任者研修は履歴書に書ける?ホームヘルパー2級との違い

免許・資格

免許・資格

免許や資格は正式名称で記載するのがマナーです。複数の免許・資格をお持ちの場合は、取得年月が早い順に記載しましょう。介護職を志望するからといって、介護関連の資格だけに厳選する必要はありません。介護関連の資格以外にも、運転免許やPC関係の資格など、業務に役立ちそうなものがあれば、あわせて記載しておくのがおすすめです。

免許・資格の通称履歴書の免許・資格欄への書き方
初任者研修、初任者介護職員初任者研修課程 修了
実務者研修介護福祉士実務者研修課程 修了
介護福祉士介護福祉士 取得
ケアマネジャー・ケアマネ介護支援専門員 取得
普通免許、運転免許普通自動車第一種運転免許 取得

上記以外にも履歴書に書くべき免許・資格について知りたい方は、「介護職の履歴書に書ける資格とは?初任者研修やヘルパーなど記載方法を解説」をご覧ください。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

勉強中の資格があれば、「○○資格取得に向けて勉強中」と書いてOKです。採用担当者に就業意欲や向上心をアピールできます。

志望動機

志望動機

志望動機欄は、履歴書のなかで熱意やスキルをアピールできる項目です。「介護業界や介護職を選んだきっかけ」「その施設(事業所)を志望する理由」「入職後どのように活躍できるか」などを具体的に記入すると、オリジナリティのある志望動機になります。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

履歴書に記載する志望動機は、細かく書き過ぎると読みづらくなってしまいます。志望動機は面接時にも必ず質問されるため、履歴書には簡潔に、詳細エピソードは口頭で具体的に述べられるように準備しておきましょう

また、志望動機で下記のような内容を書くのはマイナスイメージにつながります。

  • 「今の職場の人間関係が悪く、早く転職したいから」
  • 「福利厚生が充実しているから」
  • 「前職より給料が高いから」
  • 「家から近かったから」
  • 「求人が多かったから」
  • 「介護ならできそうだと思ったから」

志望動機で前職への不満やあいまいな理由を述べる人と、一緒に働きたいと思う採用担当者はいません。前職の退職理由がネガティブな理由だったのなら、「前の職場の何が嫌だったのか」ではなく、「転職先で何を実現したいのか」を考えるのがポイントです。入職後の目標やキャリアプランの説明につなげましょう。

「福利厚生が充実している」「給料が高い」のような待遇面に関する志望動機や、応募先以外にも当てはまる漠然とした内容もNGです。「仕事自体に関心がない」「うちの施設でなくても良いだろう」と思われやすいため避けてください。

志望動機の例文

介護職の履歴書で好印象を与える志望動機の例文を2つご紹介します。参考にして、自分のオリジナルの志望動機を考えてみましょう。

>未経験の場合(他業界からの転職)

「これからの人生は直接人の役に立つ仕事をしたいと考え、介護職に就こうと考えました。前職はコールセンターのオペレーターです。顔の見えないお客さまへ対応するうえに、電話の後に何を感じたか分からないのが不安でしたが、御社のスタッフは年齢や立場もさまざまで、長期的に働ける環境が整っていると感じました。祖母と同居しているため、高齢者の方と接することには慣れています。前職で身につけたトークスキルを活かして活躍したいと考えております。」

>介護→介護の転職の場合

「在宅復帰の喜びをご利用者さまと分かち合いたいと思い、介護老人保健施設を志望しました。これまで、特別養護老人ホームで介護福祉士として3年間働いてきましたが、在宅復帰が叶わない方も多く歯がゆい思いをすることがありました。貴施設は在宅復帰率50%を超える在宅強化型老健であり、ご利用者さまに対して高い意識を持って働けると確信しています。資格を活かして、利用者さまのモチベーションを高める介護を提供したいです。」

上記の例文は、「介護業界の志望動機の書き方!未経験者も介護福祉士も使える例文つき」でご紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。

趣味・特技欄

履歴書によっては、趣味・特技欄が設けられているものがあります。趣味・特技から見られるのは、応募者の人となりです。介護職の仕事と関連性をもたせれば、より興味を惹きつけられるでしょう。たとえば、介護職は体力が求められるため、運動など体を動かすものはアピールにつなげやすい趣味です。また、音楽に関する特技があるなら、介護施設のイベントやレクリエーションを行う際に役立てられます。趣味や特技が複数ある場合は、箇条書きにして相手の読みやすさに配慮しましょう。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

採用面接では、アイスブレイク(緊張を解きほぐすための手法)として、趣味や特技について掘り下げられる場合があります。自分を大きく見せようと嘘をつくと、面接でしどろもどろになってしまうことも。介護職は、どんな趣味・特技でも、利用者さんとの会話のきっかけになる可能性があります。目立つ趣味・特技でなくても大丈夫なので、正直に記入しましょう。

長所・短所欄

長所・短所の記入欄が設けられている履歴書もあります。長所・短所から分かるのは、応募者の性格や能力、価値観など。募集職種や職場の雰囲気にマッチした人材かどうかを判断する材料になります。長所・短所を書くときは、施設(事業所)側の求める人材とマッチしたものを選び、相性の良さをアピールしましょう。

長所

長所は一つに絞るのがポイントです。「協調性」が長所なら、「スタッフ一人ひとりとじっくり向き合うことで、適材適所の業務に取り組んできました」というようにエピソードを盛り込むと、入職後の活躍する姿をイメージしてもらえます。

短所

短所は失敗談を取り上げたうえで、「現在ではこのように気を付けています」と補うのがポイント。マイナス面を述べただけで終わらせないようにしましょう。たとえば「作業に時間が掛かり、周囲に迷惑をかけてしまった経験があります。現在では取り組む時間を決め、目標を達成できるように努めています」というように、過去の反省と対策についてまとめれば、採用担当者へ前向きな姿勢を伝えられるはずです。

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介護の面接での長所と短所の答え方!前向きな言い換えや例文を紹介

自己PR欄

自己PRに関する枠が用意されている場合もあります。自己PRは志望動機と並んで採用担当者が重視する項目です。自己PRから、「入職後に活躍してくれそうな人材か」を判断されるので、介護職に役立つ強みを書きましょう。また、自己PRは志望動機につながるように書くのがポイントです。一貫性がないと、「嘘を言っているのでは?」と懸念される可能性があるため気をつけましょう。

自己PRの例文

>介護業界未経験の場合

「私はこれまで飲食店のホールスタッフとして働いていました。昔から人と話すことが好きで、接客の際はお客さまと積極的にコミュニケーションをとることを心掛けていました。ただ注文を聞いて料理を配膳するだけでなく、お客様一人ひとりの好みを把握したり、タイミングを見計らって食後のお茶を提供したり、喜んでもらうために自分にできることを常に考えながらサービスを提供していました。ホールスタッフは立ちっぱなしで動き続けるため体力が必要な仕事でしたが、お客様の嬉しそうな顔がやりがいになり、働き続けることができました。介護職はコミュニケーション能力や体力が必要という点で、接客業と共通していると考えています。介護職は未経験からのチャレンジとなりますが、これまでの接客経験を活かし、ご利用者の方が心地よく過ごすためのサポートができる介護スタッフになりたいと思います。」

介護職の履歴書に書く自己PRの書き方や例文は、「【介護職向けの自己PR】書き方のポイントや効果的なアピール内容をご紹介」で詳しくご紹介しています。「自分のどのような部分をアピールしたら良いのか分からない…」とお悩みの方は、ぜひご参照ください。

本人希望欄

本人希望記入欄

本人希望記入欄は、就職するうえでどうしても譲れない条件を書き込むスペースです。基本的には、「貴社規定に従います」と記載します。本人希望記入欄に給与や待遇などの希望を記載するのは印象が悪くなるため避けたほうが無難。給与や待遇の交渉をしたい場合は面接で直接話すか、転職アドバイザーなどの第三者を挟みましょう。

キャリアアドバイザーからのアドバイス

本人希望記入欄に書くべきなのは、自身の体調や家族の介護といった、やむを得ない事情で勤務に制限が出る場合です。「母親の介護があるため都内での勤務を希望します」のように、具体的な理由を書けば採用担当者も理解してくれるでしょう。また、在職中の転職など、連絡できる時間帯が限られている場合も本人希望記入欄に書いておくと安心です。

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介護職の履歴書で「本人希望記入欄」に書くべき内容は?【例文付き】

介護職が押さえておきたい履歴書の基本のマナー

履歴書を書くときに、押さえておくと良い基本的なマナーを6つご紹介します。

1.手書きの場合は黒のボールペンで丁寧に書く

手書きで履歴書を作成する場合、黒のボールペンで丁寧に書きましょう。鉛筆やシャーペン、消せるボールペンはNGです。手書きかパソコンで迷ったら、気持ちや人柄が伝わりやすい手書きがおすすめ。年配の方が多い介護職は、手書きのほうが好まれる場合もあります。

2.修正液や修正テープは使わない

前述のとおり、履歴書は公的な文書なので、修正液や修正テープは使わずに最初から書き直すのが鉄則です。修正した跡が残ると、「志望意欲が低い」と捉えられることがあるので気をつけましょう。

3.年号は西暦か元号に統一する

履歴書で使う年号は、履歴書全体で統一するのが決まりです。西暦と元号のどちらでも構いませんが、表記がバラバラにならないようにしてください。

4.空欄をつくらない

履歴書に空欄があると、「やる気がない」と思われる可能性があります。履歴書の項目はすべて埋めるのがマナーです。空欄と同様に、「特になし」と書くのも意欲が低い印象を与えるので避けましょう。

5.一つの履歴書を使いまわさない

一つの履歴書を使いまわすのはNGです。ほかの施設や事業所から返送されてきた履歴書を使ったり、コピーして応募したりするのは悪印象になります。必ず応募先ごとに新しい履歴書を用意しましょう。

6.封筒は履歴書を折らずに入れられるサイズを選ぶ

履歴書を入れる封筒は、折り畳まずに封入できるA4サイズを選びましょう。履歴書は、郵送時はもちろん、手渡しのときも封筒に入れるのがマナーです。封筒に入れるときは、折れや汚れを防止するためにクリアファイルに入れましょう。

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履歴書の封筒の書き方とは?手渡しと郵送方法のマナーを解説

介護職の就職・転職で失敗しない履歴書を完成させるには…

介護職の就職・転職で失敗しない履歴書を完成させるには、基本を押さえることが重要です。マナーを守ったうえでオリジナル要素を加えれば、採用担当者に刺さる、魅力的な履歴書に仕上がるはずですよ。

書いているうちに、「この志望動機で大丈夫かな…」「見落としがないかな…」と不安を感じても、落ち着いて考えれば大丈夫です。少しでも履歴書の作成で違和感や疑問を感じたら、1人で悩んだり放置したりせず、プロの意見を聞いてみることをおすすめします
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