介護職が未経験で不安…無資格でも仕事はできる?転職の悩みを解消しよう!

転職ノウハウ 2022年10月20日
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屋外で笑顔で立つ女性スタッフの画像

「未経験から介護職に就くのが不安…」と、就職や転職を躊躇っている人もいるでしょう。介護の仕事は未経験からでも挑戦できる仕事です。働きながら介護スキルや経験を身につけていけば、未経験から着実にキャリアアップできます。本記事では、未経験から介護職を目指す人にありがちな不安とその対処法を解説。無資格から携われる介護の仕事内容や、転職を成功させるヒントもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

介護職未経験者にありがちな不安とは? 

未経験から介護職を目指す人にありがちな不安には、「資格がなくても大丈夫?」「給料が少なかったらどうしよう」といった事柄があります。経験したことのない仕事を始めるときは、誰でも不安に思うもの。介護職に対して不安を覚えているのなら、ここで少しでも多くの疑問を解消しておきましょう。

1.未経験でも介護職員になれる?

介護職員の仕事は、介護に関する専門的な知識や経験がなくても始められます。人と話すのが得意なら、利用者さんとのふれあいやコミュニケーションに役立つほか、手芸や工作などが得意なら、施設内で実施するレクリエーションで活かすことが可能です。未経験のうちは戸惑うことが多いかもしれませんが、現場で介護の知識やスキルを吸収し、経験を積んでいけば、徐々に慣れていくはずですよ。

2.資格がなくても大丈夫?

介護の仕事は無資格から行うことが可能です。詳しくは「未経験・無資格でもできる介護職の仕事内容」で解説しますが、生活援助や介護事務といった仕事は資格がなくても問題ありません。ただ、身体介護のような利用者さんの身体に直接触れる業務に携わるには、資格が必要になる場合があります。特に、訪問介護事業所で働くホームヘルパーは、原則介護職員初任者研修以上の資格が必須です。「介護職は資格なしでも大丈夫!無資格で働くメリット・デメリットもご紹介」で、無資格ではできない介護の仕事についてご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

3.給料が低いって本当?

介護職は「給料が低い」イメージを持っている人は少なくないようです。厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」によると、介護職員(施設介護員)の年収は360万円でした。ほかの職種と比べてみると、以下のようになります。

職種年収
介護職員(施設介護員)360万円
接客スタッフ(ホテル・旅館の接客担当)316.4万円
ホールスタッフ(レストラン)319.3万円
販売職(衣料品販売)345.3万円
事務職(一般事務)493.4万円
営業職(代理店営業)570.3万円
出典:厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)

上記から、介護職員の年収は事務職や営業職に比べて低めではあるものの、接客や販売の仕事に比べてみるとそれほど低いわけではありません。介護職は、資格手当や役職手当により収入アップを目指すことも可能です。夜勤に従事すれば時間外手当も付くので、働き方次第で収入は変わってくるでしょう。「介護職=給料が低い」という不安から就職・転職を躊躇っている人は、「介護職の年収とは?今後の給料は上がるのかと気になっている方は必見!」で収入を上げる方法をチェックしてみてください。

4.休日はどのくらいあるの?

介護職員の勤務形態はシフト制であることがほとんど。土日祝日が固定休の仕事と比べると少なく感じるかもしれませんが、年間の休日数は平均的です。厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査の概況(p.5)」によると、介護を含む医療・福祉分野の平均年間休日日数は、1労働者あたり111.5日。全体平均は113.7日なので、大差はありません。なお、最も年間休日日数が多かったのが電気・ガス・熱供給・水道業の120.9日、次いで情報通信業の119.8日でした。

人手不足の傾向のある介護業界では、介護職員の定着を目指して職場環境の改善に積極的な施設が増加傾向にあります。それでも「休日が少なそう」と心配な方は、「介護士はどのくらい休みを取れる?年間休日数や有給取得率なども解説!」で介護職の休日について確認してみましょう。

5.コミュニケーション能力が無いと難しい?

介護職未経験の場合、コミュニケーションスキルに不安を感じる方もいますが、最初から完璧にできなくても大丈夫です。もちろん、利用者さんやそのご家族、介護職員同士のやり取りがあるため、ある程度のコミュニケーション能力があったほうが役立ちます。

とはいえ、介護職の仕事を通して、コミュニケーションは徐々に慣れていくもの。ほかの要素を活かして活躍している職員も多いので、あきらめずにチャレンジしましょう。

なお、きらケア研究所の「きらケア介護白書2021」では、介護の仕事で大切、必要だと思うことを以下のように挙げています。

笑顔:41.8%

観察力:31.9%

コミュニケーション能力:31.1%

思いやり:27.6%

忍耐力:20.5%

出典:きらケア研究所「きらケア介護白書2021」

コミュニケーションスキルのほかに、笑顔や観察力、思いやり、忍耐力といった要素も重要だと考える職員が多いことが分かります。「自身の得意な部分を活かせばコミュニケーションが得意じゃなくてもOK」と考えて、まずは挑戦してみましょう。コミュニケーションが苦手な人は、傾聴スキルを磨くのがおすすめ。傾聴スキルについて詳しく知りたい方は、「介護で役立つ傾聴スキルとは。共感を示すコミュニケーションの方法」をご覧ください。

6.未経験だと仕事を覚えるのが大変そう…

未経験の場合、仕事を覚えるのはある程度大変かもしれませんが、それはどの職種にもいえることです。介護職の場合、介護助手として業務をサポートしたり、先輩スタッフが丁寧に仕事を教えてくれたりするなかで、徐々に仕事を覚えられる仕組みが整っている傾向があります。ただ、体力面や利用者さんとの信頼関係を築くことなど、業務で大変だと感じることはあるでしょう。不安な方は、「介護の仕事は大変といわれる理由は?仕事内容・やりがい・メリットとは」で、あらかじめ介護職にはどのような大変さがあるのかを知っておくことをおすすめします。

7.年齢によって採用で不利になるのではと心配です

介護業界は人手不足の傾向があり、20代から60代まで幅広い年代の方が活躍しています。そのため、40代、50代から未経験で挑戦しても、採用で不利になることはあまりないでしょう。ただ、面接の際に「年齢的に仕事を覚えられないのでは」と自信のなさが伝わったり、「体力的に難しそう」といった懸念があったりする場合は、なかなか採用につながらない可能性も。年齢による懸念材料を払拭するために、積極的に働く意欲をアピールすることが大切ですよ。40代から介護職へ転職する際のコツについては、「介護への転職は40代未経験でも可能?転職成功のポイントとは」を参考にしてみてください。

未経験・無資格でもできる介護職の仕事内容

未経験・無資格から介護職を行う場合、最初は食事の配膳や施設内の清掃といった生活援助業務や介護事務を任せられることが多いでしょう。介護施設の場合は有資格者のもと身体介護業務を行う場合もあります。

食事の配膳・下膳

介護施設で提供する食事は、利用者さんによってメニューや食事形態が異なります。嚥下機能が低下していない方や咀嚼力に問題がない方には通常食を、固いものを食べられない方にはきざみ食やソフト食を間違いなく配膳しなければなりません。未経験から介護職を行う場合は、まず利用者さんの顔と名前を覚えるのはもちろん、座席表を確認して正確に配膳することを心掛けましょう。食事が終わったら食器を片付け、テーブルを綺麗にします。

施設内の清掃

利用者さんが過ごす環境を清潔に保つためにも、施設内の清掃は欠かせません。食堂や廊下、トイレ、洗面所など、清掃が必要な場所は意外と多いもの。入居型の施設なら利用者さんの居室を掃除することもあります。大型の施設では清掃業者に任せているところもありますが、小規模な施設では介護職員が清掃を行うのが一般的なようです。

シーツ類の交換・洗濯

介護施設では、定期的に利用者さんが使用するベッドのシーツなどを交換します。寝たきりの方や皮膚が弱い方は、床ずれを起こすことがあるので、シーツ交換は重要な業務の一つです。使用済みのシーツは施設内で洗濯する場合もあれば、クリーニング専門業者に任せる場合もあり、施設によって異なります。シーツ交換とベッドメイキングなどは比較的簡単な作業なので、介護職を未経験から始める方に任されることが多いでしょう。

介護事務

介護職が未経験でも事務職から転職する場合やPCスキルのある人は、事務系の業務を任されることがあるようです。介護事務は、主に介護報酬の請求事務をはじめ、電話対応や来客対応、備品の発注などの業務を担います。介護が未経験でも、事務職の経験やPCスキル、コミュニケーションスキルを活かすことが可能です。興味のある方は、面接や入職の際に相談してみると良いでしょう。

身体介護(条件あり)

生活援助や介護事務に慣れてきたら、利用者さんの身体に直接触れる身体介護を行うようになります。原則、無資格の場合は、訪問介護の身体介護業務に携わることはできません。ただ、デイサービスや有料老人ホームといった介護施設内でなら、有資格者の指示を受けて身体介護を行うことが可能です。未経験から身体介護を行う場合、清拭や着替えなどの簡単な業務からはじめ、徐々に移乗や移動介護、食事や排せつ、入浴時の介助など、仕事の範囲を広げていくことになります。無資格から始められる業務については、「介護職は無資格や未経験でも働ける!資格なしでもできることとは」でもご紹介しているので、あわせてご参照ください。

介護職未経験者におすすめの職場の特徴

ここでは、介護職が未経験の方におすすめの職場の特徴をご紹介します。「より良い環境で介護職を始めたい」「自分のペースで働きたい」という方は、無理せず始められる介護施設を選ぶのがポイントです。

日勤中心で働ける介護施設

介護職が未経験の場合は、夜間よりも人員の配置が厚い日勤の時間帯で働ける施設を選びましょう。少ない人数で対応する夜勤は初心者には難しいためです。そもそも介護職の勤務時間帯は、日中のみ営業するデイサービスのような施設と、24時間対応の有料老人ホームやグループホームなどで大きく異なります。日中営業のみのデイサービスなら日勤のみですが、24時間対応の施設の場合はシフトの都合で夜勤に入らなくてはならないことも。24時間勤務の施設へ応募するなら、あらかじめ日勤中心で働けるかどうかを確認しておくと安心でしょう。

夜勤に入るなら一定の経験が必要

先述のとおり、夜勤は日勤帯に比べて少ない介護職員で対応することになるため、未経験者がいきなり1人で夜勤に入ることはあまりありません。夜勤をするにはある程度の知識や技術、経験が必要となるため、最初は先輩スタッフが一緒に夜勤に入ってくれるでしょう。とはいえ、24時間対応の介護施設では、将来的に夜勤が可能な介護スタッフを求めていることが多いため、面接時に夜勤の可・不可を確認されます。子育てや介護といった事情で夜勤が難しい方は、あらかじめ相談しておくのがおすすめです。

キャリアアップのための環境が整った介護施設

未経験の方が介護職へ就職・転職する際は、スキルアップやキャリアアップの環境が整った介護施設を選ぶのもポイントです。教育体制やフォロー体制が不十分だと、知識やスキルが思うように身につかず「ほかのスタッフについていけない」と不安になることも。そうならないためにも、未経験から着実に知識やスキルを身につけるための研修制度や教育制度がしっかりと整っている施設を見つけましょう。働きやすい環境整っている施設の特徴は、大規模施設や未経験者歓迎の求人を出している施設です。詳しくは、「介護職が働きやすい施設とは?仕事内容や未経験者が良い求人を見つける方法」で解説しているので、介護求人を見る際の参考にしてみてください。

介護職未経験者が転職時に志望動機でアピールできるポイント

介護職未経験者の場合、「経験者と比べられてしまうのでは」と不安を感じる人もいるようです。介護職が未経験の場合、学生時代や前職で培った経験や強み、そして働く意欲をアピールすることが大切。具体的には以下のような事柄がアピール材料になりますよ。

  • コミュニケーションスキル
  • 思いやり
  • 責任感
  • 笑顔
  • 長期的に働く意志
  • 資格取得に向けて勉強していること

どうしても「自分には強みがない」と不安を感じるなら、資格取得に向けた勉強をスタートしてみるのも方法の一つです。実際の資格取得までに至らなくても、勉強中であることを伝えれば意欲の高さをアピールすることが可能です。介護職が未経験でもアピールできる事柄はたくさんあるので、ポジティブに考えていきましょう

介護職未経験者が志望動機を伝える際のポイント

面接で志望動機を伝えるときは、「なぜ介護職を志望するのか」「なぜその介護施設を志望するのか」を具体的にしましょう。「ただ何となく目指しているだけ」「ほかに思いつかなかった」といった志望動機では、まず良い印象は得られません。また、「待遇面に惹かれた」「利用者さんが多いから」といった、ほかの施設にもいえる内容も、採用担当者に響かない可能性が高いので控えましょう。志望動機の伝え方については、「未経験から介護職に!志望動機の書き方とは?【例文つき】」「志望動機の書き出しのポイントとは?介護職の就活に活かせる例文もご紹介!」でも解説しているので、参考にしてみてくださいね。

介護職未経験で転職が不安なときの3つの対処法

最後に、未経験から介護職に挑戦する際の不安を少しでも軽減するための対処法を3つご紹介します。難しいことではないので、求職活動に取り入れてみましょう。

1.介護職の「未経験者歓迎求人」に注目する

介護求人をチェックする際は、「未経験者歓迎」「未経験可」「未経験者OK」「無資格可」などと記載された求人に注目してみましょう。介護求人によっては、即戦力を期待していたり、特定の資格保有者を募集していたりするものもあります。無資格・未経験者が即戦力や有資格者を募集する求人に応募しても、なかなか採用につながりにくいといえます。あらかじめ、未経験者歓迎求人に絞って応募すれば、採用の可能性はぐっと高まるはずですよ。

▶未経験可の求人一覧ページはこちら

2.働きながら資格取得を目指せる職場を探す

未経験であることや無資格の現状に不安を感じているなら、働きながら資格取得を目指せる職場を探してみるのもおすすめです。介護職は資格を取得することで一定のスキルがあることを証明できるほか、携われる業務の範囲が広がっていきます。まずは、介護職の入門資格といわれる介護職員初任者研修課程の修了を目指してみましょう。介護の基礎知識と介護技術を学べるので、次第に業務に対する不安はなくなっていくはずです。「無資格でも大丈夫!資格取得支援制度とは」では、働きながら資格を目指しやすい施設が導入している資格取得支援制度について解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。

3.身近な人や専門家に相談してみる

「就職や転職活動自体が不安…」という方は、今の現状を変えることや初めての求職活動に対して不安になっている可能性も。家族や友人など、身近な人に相談することで、気持ちが落ち着いたり軽くなったりする場合もあるので試してみましょう。また、「介護職についての知見がないので不安」という方は、転職エージェントのアドバイザーに相談してみるのがおすすめ。介護業界に特化した転職エージェントなら、専門家の立場から的確なアドバイスをしてくれるはずですよ

介護職未経験の方が抱くよくある質問

介護職未経験の方が抱くよくある質問に回答します。「経験がないから介護の仕事ができるか不安」という方は、ぜひチェックしてみてください。

介護の仕事はどれくらいで慣れますか?

介護の仕事に慣れるまでに3ヶ月ほどかかります。しかし、仕事に慣れるまでにかかる時間は人それぞれなので、3ヶ月経っても仕事に慣れなかったからといって必要以上に悩む必要はありません。

仕事に慣れるためのコツは、教わったことはしっかりメモを取り、分からないことは先輩に聞いて自己判断で進めないことです。ほかにも、積極的に挨拶をしてコミュニケーションを取りましょう。

介護の仕事はどんな人が向いていますか?

介護職は、利用者さんやそのご家族、他職種など多くの人と関わります。そのため、人と関わることが好きな人や細やかな気配りができる人、コミュニケーション能力に優れている人が向いているでしょう。ほかにも、責任感のある方や夜勤・土日に勤務可能な方も活躍できます。

一方で、体力に自信がない方や潔癖な方は、介護職が向いていないかもしれません。

まとめ

介護職は未経験・無資格からでも挑戦することが可能です。初めての挑戦で不安に感じるかもしれませんが、未経験からでも段階を踏んで仕事を覚えていけるため、安心して始めてみましょう。未経験から介護職に挑戦する場合におすすめなのは、日勤勤務を中心に働ける職場や教育体制の整った施設です。仕事に慣れてから夜勤勤務や資格取得を目指せば、着実に業務範囲を増やしていけるはずですよ。

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